01 提灯知識

伝統工法提灯の製作工程

伝統工法提燈の製作工程

水戸は、岐阜や八女とならぶ提灯の日本三大産地といわれ、その水戸で製造される提灯の中でも代表的なのが「水府提燈」です。
螺旋状に竹ひごを巻き上げて外形を整える一般的な手法に比べ、「水府提燈」は竹ひごでたくさんの輪を作り、それを並べて糸でつなぎ合わせるという独自の手法をとるため、丈夫で実用的な仕上がりをみせます。
そんな「水府提燈」を、すべて手作業で作り続ける鈴木茂兵衛商店の伝統の技を見ていきましょう。

製作工程

竹ひごを削る

【竹ひごを削る】

提灯の円周に合わせて切った竹ひごを用意し、片方の先端を薄く削ります。これは、後で竹ひごを輪にする際重なる部分の段差をなくす為です。

竹ひごを巻く(輪にする)

【竹ひごを巻く(輪にする)】

1で用意した竹ひごの削った部分に和紙を巻き、1本ずつ輪を作ります。これは、後で輪の直径が自由に伸縮できるようにする為です。

竹ひごをためす(丸みをつける)

【竹ひごをためす(丸みをつける)】

輪にした竹ひごは1本1本が不揃いな為、数本をまとめて「しごく」ようにして均一な丸みをつけます。

型を組む

【型を組む】

提灯の型を組み立てます。 ※型は、提灯の形・長さ・直径などにより異なります。

竹ひごを型にかける

【竹ひごを型にかける】

組み立てた型に3で丸めた竹ひごを、型の目に合わせて1本ずつかけていきます。

糸をかける

【糸をかける】

型にかけた竹ひごに、糸を1本ずつ巻き付けるようにして固定します。同時に、型とひごとの緩みを調整しながら提灯の形(丸み具合)を整えていきます。 ※糸をひごにかけることで、提灯の強度を増すことを目的にしています。

糊をつける

【糊をつける】

6で固定した竹ひごに、刷毛で糊をまんべんなくつけます。

紙を貼る

【紙を貼る】

糊をつけた竹ひごに和紙を貼ります。型に合わせて和紙をおき、手でなでるようにして貼っていきます。

紙を断つ

【紙を断つ】

糸からはみ出した余分な紙を、カミソリで切り落とします。見た目が美しくなるように紙同士が重なり合う部分を最小限にします。

型をはずす

【型をはずす】

糊が乾いたら、型の上下にあるアミダ(丸い部分)をはずし、提灯の口の大きいほうから型のはねを抜く。

折りたたむ

【折りたたむ】

型からはずした提灯を竹ひごの間に筋を入れ、折りたたんでいきます。この時同時に、提灯の仕上がり具合も確認します。

完成

【完成】

形や大きさによって名前がつけられる提灯。奥にあるのが二五丸(にごまる、奥左)、大八桶(おおばちおけ、奥右)、手前が大八丸(おおばちまる、右)、中太(ちゅうぶと、中)、九子重(きゅうこしげ、左)と呼ばれています。

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